
もう4年も前になりますが、僕がセスナ(小型飛行機)を運転して空を飛んだときの体験を話したいと思います。
現在では飛行機で空を飛ぶなんてことは当たり前ですよね。
しかし、飛行機を「自分で操縦して空を飛ぶ」事ではどうでしょう。
日常生活の中ではなかなかできない体験ですよね。
こんにちは。ひでです。
僕は当時、フィリピンのバコロドという小さな島で、3ヶ月間の語学留学をしていました。
そんなある日、バコロドでセスナの飛行体験ができるという事をしり、気分転換に行ってみました。
本記事の内容
セスナは免許不要で空を飛べる
もしもあなたが日本で車を運転するとしたら免許か仮免許が必要ですよね。セスナは運転する体験であれば、免許も仮免許も必要なく空を飛ぶことができます。また、小さなお子さんと一緒に同乗する事だってできますよ。
セスナの飛行機はどうなっているの?
セスナのサイズや外観、機内についてみてみましょう。
セスナのサイズ
僕が運転したセスナの写真です。
全長10メートルもなく、高さは2メートル位でした。乗員は2名でとにかく狭く、力士なんか一人でも乗れないかもしれません?
セスナの外観
機体の前方にプロペラがあり、タイヤは小さく3輪車のような感じです。また、車と同じように開閉するタイプの扉が左右についています。
整備はしっかりされているようでしたが、見た目がプラモデルを少し大きくしたような感じのため、本当のところ飛ぶ前はものすごく不安でした。
内心「いやいやまてよ、もしもプロペラが飛行中に故障したら?ウイングの作りがセコイよ?
もげたらどうする?ドアの閉まり具合が悪くて隙間あるよ?本当に大丈夫?堕ちたら助からないよなぁ?僕はもっともっと長く生きたいっ!」
セスナの機内
機内の様子をみていきましょう。
乗り込んだ第一印象はとにかく狭く感じました。
ちなみにミラーに映っているのはダンディーなパイロットの教官です。フィリピン人の人柄でしょうか、運転中も気さくに話しかけてくれます。
写真に写ってませんが、よくゲームセンターで見かけるような操縦桿(ハンドル)とペダル式のアクセルとブレーキついています。
いかがでしたでしょうか。
セスナのサイズや外観、機内の様子についてでした。
セスナ飛行中に持っていたい持ち物は?
セスナで飛行中に持っていたい持ち物について紹介していきます。
- デジカメ(写真・動画撮影)
- ガムかアメ(酔い対策)
- ガムかアメ(酔い対策)
一つ一つみていきましょう。
デジカメには望遠機能(望遠レンズおすすめ)
セスナでは飛行中でも自由に写真や動画撮影ができます。
セスナから眺める景色は本当に素晴らしく感じます。窓の隙間から入り込む風なんかも体感できますよ。
上空から撮影してみて、望遠レンズはあったほうがいいと思いました。
僕は撮影のことはあまり考えていなかったため、スマホしか持っていなくて本当に失敗しました。
おそらく人生で何度も経験できることではないので、キレイな写真が撮れなかったなんて事だけはないように気をつけましょう。
また、機内の写真や教官の写真、自撮りなんかも自由です。
あとは動画撮影についてです。
ほとんどの場合、動画の撮影機を貸し出してくれると思います。
僕が借りた物は使い方がわからなかった事や、とにかく画質が悪かったので使い物になりませんでした。
失敗しないためにも、普段から使い慣れているものを持っていきましょう。
ガムかアメ(どうして必要?)
飛行機酔いの対策にはガムかアメがいいでしょう。という事です。
「俺は乗り物で酔わないから大丈夫、今まで飛行機なんかで一度も酔った事がない!」
実はこれ、非常に安易な考えです。むしろ、必ず酔う!位な気持ちで挑みましょう。
僕も乗る前まではセスナの運転でまさか自分が酔うなんて事は全く思ってもいませんでした。
では、なぜ普段乗り物で酔わない人でも酔ってしまうのでしょうか?
理由は一つです。とにかく揺れます。もう一度言わせてください。とにかく本当に揺れが激しいんです。
小型軽飛行機というだけあって小さなセスナは左右の旋回、上昇、下降、ちょっとした一つの操作だけでものすごく揺れます。
この揺れ方についてもう少し詳しく説明します。
ジェットコースターが急降下する時のフワッとするような感覚、または船で高波を乗り越えたときのような感覚でしょうか。
ジャンボジェット機でも雷雲の中を通過する時には大きく揺れますよね?とにかく大きく揺れるときに感じる感覚です。
この感覚が飛行中には長く続きます。ガムかアメなどで酔い対策をお勧めします。あと、船酔いの薬を飲んでおくといいです。
エチケット袋に関しては、「どうしても我慢できない」ときの神頼みとなります。あなたが非常に不安でしたらコッソリ携帯しておきましょう。
エチケット袋はいざという時のために持っている事をおすすめします。持っているだけで、安心感があり、「結局使うことがなかった」という、自己暗示てきな効果もあります。
セスナ飛行中のリアルな体験談
もしもあなたが酔う体質でしたら、参考になるかと思います。
セスナの飛行時間は、ツアー会社や学校にもよるでしょうが、僕の場合は30分~35分位でした。
あなたならどうでしょうか。アッという間の時間に思いますか?
いえいえ、あくまでも僕の場合ですが、10分でも長いと感じました。
なぜなら、僕は普通の人よりも酔う体質だからです。
小学生の頃、バス酔いを理由に林間学園を休んだ経験がある程です。
それでも、今回は人生で一度あるかないかの体験なので、頑張って自撮りしてみました。(実は、自撮りは趣味で大好き!)
セスナの離陸から安定飛行に入るまではパイロットに運転してもらいます。
その間に写真や動画の撮影なんかを一通り済ませます。
頃あいを見計らったかのように、
操縦しますか?
もちろんです。(セスナを運転するために来たからね)
運転する際の注意点は、ハンドル操作は小さくゆっくりと!
これ本当に重要です。間違っても車の運転のように勢いよくハンドルを回さないことです。
なぜなら・・・思い出してみてください。
小型軽飛行機というだけあって小さなセスナは左右の旋回、上昇、下降、ちょっとした一つの操作だけでものすごく揺れるんです。
自分で運転していても、エチケット袋が必要になるほど酔います。
僕は酔いひどく、セスナを運転した時間は1分程度でした。
その後はとにかく早く、飛行場に戻る事だけを考えていました。
こうして僕のセスナ運転の体験は終わりました。
帰り際に、体験終了の証明書と学校の案内をもらえました。
今でも大切な思い出の記念として持っています。(記念ですね、記念っ!)
体験終了の証明書
学校の案内
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事の要点をまとめます。
- 飛行機を自分で運転して空を飛ぶ体験ができる。
- セスナを運転するのに免許や仮免許は不要。
- 写真や動画撮影のためにデジカメは必需品。(望遠レンズ)
- もしも酔うなら対策は必要。
僕は「とにかく酔うっ!」みたいな事を強調ししましたが、それはあくまでも僕の感想であって、全ての人が酔うわけでもありません。
また、飛行に関しても長年飛行しているベテランパイロットが同乗するので安心して参加できるかと思います。
セスナを運転して空を飛ぶ体験は本当に素晴らしく大切な思い出になりますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上、ひででした。