
「人間やめますか。たばこをやめますか」
こんにちは。人間をやめかけたひらめです。
このキャッチフレーズを覚えている人は意外と多いのではないでしょうか。
若い人は知らないでしょうが、たばこの害について書かれている本のタイトルです。
この本が出版された当時、僕は毎日20~30本のたばこを吸う、かなりのヘビースモーカーでした。
当時は、「たばこをやめる位なら、人間やめるわ」「1箱1000円になろうが絶対にやめない」などと豪語していた事を覚えています。
そんな僕が、どのようにしてたばこを止められたのか。また、禁断症状があらわれた時に行った対処法や、経験をふまえ、禁煙に成功した方法をご紹介します。
「禁煙をしたいけどなかなかできない」「何度も禁煙に失敗している」このような方たちの励みになり、少しでも参考にしていただければ幸いです。
禁煙をはじめたきっかけ

最初に少しだけ、禁煙をはじめたきっかけを話しますね。
僕は通年性アレルギー性鼻炎で、年を通して鼻がつまっています。これが原因で、単なる風邪でも呼吸が苦しく、実につらい思いをすることもあります。
20代の頃は体力もあり、1~2日もすれば回復していましたが、30代にもなれば、年々呼吸の苦しさが増し、1週間も苦しい日が続くようになりました。
それでも、たばこを止めようとは思わず、体調が回復してしまえば何事もなかったかのように、またたばこを吸い出していました。
おそらく、喫煙者の多くの方たちは、体調を崩した時だけたばこを止め、回復すればまた吸い出す。この繰り返しなんですよね。ニコチン依存症とは、実に恐ろしい病気です。
そんなある日、風邪を引いたせいか、熱もあがり喉が痛く咳き込む。そのうえ、横になると呼吸が苦しく夜も眠れない。
このような日が続き、意識朦朧としている中で、ある結核センターの先生に言われた言葉を思い出しました。
「あなたには結核の気がありますね。このままずっと、たばこを吸い続ければ、若くして死にますよ」20代の頃、僕は結核センターで診察を受けた事があります。
若かったせいか、当時は何とも思わず、それでもたばこを吸い続けていました。
時は流れ、体力のなくなってきた今では、体調の回復も遅く、呼吸が苦しくなるたび本当に死を覚悟するようになってきたのです。
これが、禁煙をはじめたきっかけです。
禁煙に成功。たばこをやめられた方法【体験談】

禁煙前にやるべきこと
まず最初にやったことは、たばこに関する品物を全て処分しました。
捨てずに整理箱や物置などにしまう・・・などの考えがあっては、禁煙なんてとうてい出来るわけありません。これができて、ようやく禁煙のスタートラインに立つことができます。
また、taspoカードはWebから無料で再発行できるので、迷いましたが捨てました。
持っていると、何だか気の緩みから、たばこを買ってしまいそうな気がしたからです。カードまで処分できれば、禁煙への本気度が高まります。
たばこの「本数を徐々に減らしていく」考え方をやめる
最初は、たばこの本数を減らし、つぎに軽いたばこに替え、最終的には電子たばこに替える方法を考えていました。
しかし、この方法ではうまくいかず、なんだかんだと理由をつけ「禁煙しているつもり」だけだったんですね。
「禁煙してるぞ!」って、単なる自己満足であり、本気度が足りていなかったのだと思います。

ひらめさんって、意思が弱いのね

・・・
さっさと話しを進めます。
禁煙に対し、心にゆとりを持ち、リラックスする
禁煙中は、なるべく心にゆとりを持ち、リラックスすることが大切です。
今まで禁煙に何度も失敗しているせいか、禁煙に対して過剰すぎる強い意思をもっていました。「今度こそ、絶対に失敗してはいけない」という義務感からか、逆に負担を感じていました。
それではと、ガチガチな硬い考え方捨て、逆に「禁煙は何度でもチャレンジできる。失敗してもいいじゃないか」
「ニコチン依存症は病気であり、必要なら市販の薬や禁煙外来に頼ればいいじゃないか」すると、禁煙に対して気分が楽になった事を覚えています。
禁煙の方法には、ニコチンガムやニコチンパッチで対処する方法、また、禁煙外来を受診する方法もあります。
どうしても禁煙が続かない、何度も失敗している。このようであれば、ニコチンガムやパッチを禁煙方法の選択肢としてもいいのではないでしょうか。
ニコチンガムやニコチンパッチには、ニコチンが含まれていて、禁煙中の禁断症状による、イライラや集中力切れを和らげてくれます。
喫煙中の禁断症状とは?
禁煙をしだすと、体内からニコチンが切れ、それに伴い禁断症状があらわれます。この症状とはどのようなものでしょうか。
ニコチン切れの禁断症状は、人によっての違いはあると思います。最初の1~2週間は、これらの症状が1時間毎の間隔で襲ってきます。
禁断症状があらわれた時の対処法
禁断症状でつらい時は、我慢せずに、ガムか冷たいお茶か水、とにかく何でもいいので口に含みましょう。
ただし、コーヒーのような、たばこと相性の良い飲み物は控えましょう。経験上、コーヒーでは、またすぐに吸いたくなってしまいます。
また、軽い運動をしたり、トイレに行ったりと、気分転換する事も大切です。
この、最もつらい時期だからこそ、その場しのぎの対処を繰り返すことによって、だんだんと禁断症状のあらわれる間隔も短くり、体調も良くなってきます。
1ヶ月も我慢すれば、禁断症状もかなり和らいできます。
まずはこの時期を乗り越えることで、禁煙成功への第一歩へと踏み出せます。
いつでもどこでも持ち運べる、携帯用のマウススプレーがあると便利ですよ。口臭防止や喉の痛み止めの効果もあり、一石三鳥です。
禁煙して感じたメリット
禁煙して感じたメリットは、書き出せばキリがないほど本当にたくさんあります。その中でも、目に見えて大きく感じたのは次のメリットです。
まとめ

この記事の要点をまとめるよ
僕は禁煙してから5年が経ち、ようやく、やっとでしょうか、本当に禁煙できたんだなって思えるようになりました。
何よりも嬉しい事は、体調の改善に大きな効果があったことです。年中を通してつらかった通年性アレルギー性鼻炎も緩和され、風邪も引きにくくなりました。
また、エヘン虫「ウッウン」のような咳や痰も出なり、黄色かった舌もキレイな色になり口臭もなくなりました。
禁煙は、メリットはあってもデメリットはありません。

林修先生っ!禁煙はいつやりますか?

今でしょっ!
以上、ひらめでした。
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